下村文科相が「村山談話は閣議決定されていない」を撤回

皆さま 高嶋伸欣です

3月26日の衆議院文部科学委員会で、下村大臣が「村山談話は閣議決定されていない」と事実に反する答弁を繰り返した件は、明日(9日)の文科委員会の開会直後に発言の許可を得て、訂正と謝罪の発言をすることで事態を収拾する方針が、同委員会の各党理事たちの協議で決まった模様です。
NHKのTV中継はなさそうですが、インターネットの国会TV中継で見られるはずです(事後でも録画で見られます)ので、ご確認下さい。

なお。今回のこの件について本日までに判明した諸事情の概略は下記の通りです。

1 3月26日の文科委員会で上記の発言をした後も、下村大臣は村山談話が閣議決定されたものであるとは、まったく気づいていなかった模様です。
「自虐史観」批判の先頭に立っている人物であるのに、その「自虐」そのものの公式発言と位置付けているはずの「村山談話」が自民党員が大半を占めていた当時の閣議で確認されていたという重大な事実と当時の状況を認識していないのですから、なんともお粗末な限りです。

2 私の持論=「自虐史観」批判を主張する人物は、事実に立脚した論理的主張をする能力に欠けるために、"自虐的"という定義不明瞭な造語を振りかざし、外見的・情緒的なレベルの認識をまき散らすことで事実に基づく歴史認識の誹謗・中傷を図ろうとする。そこでは事実よりも非論理的な主張を展開することを重視しているために、その主張の中には 事実誤認や事実歪曲が、意図的か無意識的にかいずれにしても、必然的に含まれることになる。従って、彼らの主張にはあてずっぽうやウソが付き物となっている。換言すれば、彼らはでまかせやウソを垂れ流しているという共通点を有する、同じ穴のムジナにすぎない。
この定義に該当する人物(私がウソ発言を把握している人物)は、八木秀次、櫻井よしこ、藤岡信勝、石川水穂(産経記者)などの諸氏だったが、今回のことで下村博文氏も加える必要が生じたことになる。
何しろ、彼は"天下"の公党・自民党の選挙公約という公文書に「自虐史観」という造語を明記させた張本人の一人でもあるのだから。

3 ともあれ、下村大臣と文科省の関係者たちが事実誤認の答弁をしたことに気づいたのは、答弁をしてから数日後、それも外部からの指摘によってであった模様です。
大阪の伊賀正浩氏が教科書課の職員に直接電話をして指摘した経過の報告と文科大臣への抗議の呼びかけをネットで展開したのが、それに当たるようです。

4 ようやく答弁が事実誤認であることに気づいた下村大臣と関係者は、収拾策として姑息な対応を進めようとします。

5 それは、正式な会議録を作成する前に、文科委員会の各党理事たちの了解を得るという形で、問題の発言部分を改作(改竄)してしまい、そうした事実誤認の発言の存在自体を消してしまうという手法です。

6 しかし、この手法の実行断念に自民党理事たちも追い込まれます。理由は、答弁を引き出した宮本たけし議員(共産党)が、その処理に反対(同意しない)したためです。

7 それに、もう一つ、下村大臣は致命的なミスをしていたことが判明したのです。
それは、2月21日の文科委員会で菊田まきこ議員(民主党)が同様の質問をしたのに対して、下村大臣がほぼ同じに「村山内閣総理大臣談話、河野官房長官談話自体は、これは閣議決定されたものではありません」と明確に答弁していたのです。しかもその時には誰もこの誤りに気付かなかったために、答弁がそのまま会議録に載ってしまっている、ということです。
これでは、今更3月26日の会議録が公式のものになる前にもみ消しても、2月の委員会での間違った発言はそのまま公式記録に残っているのですから、訂正と謝罪の必要性は消せないということになったのです。

8 以上のまるでドラマのような経過を経て、結局は明日9日の委員会の冒頭で大臣自身が訂正と謝罪の発言をすることに決まったということだそうです。

9 それにしても、2月21日の段階で、誰もこの間違いに気づかなかったとは、何とも情けない話です。 歴史教科書には、是非とも「閣議決定を経て村山談話が出された」などと明示したいものです。

10 ちなみに明日9日の午前中に「村山談話を継承し発展させる会」では、在日アメリカ大使館で政務担当の公使に面会し、会の取り組みを説明して米国内への紹介を要請することになっています。当初はケネディ大使への面会を要望していましたが、「最初は公使に」という回答に応じて面会することになったものです。
その面会のタイミングにわざわざ合わせたかのように、上記のできごとがおきたことになります。このできごとが、面会で話題になるのは確実です。どのような話の展開になるか、午後の記者会見で明らかにするつもりです。
みなさんには、なるべく早く、このメールなどで報告をするように致します。

また長くなりました。ご容赦下さい。
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