大阪市教委は不採択

今日、大阪市教委と枚方市教委の教科書採択が行われました。
どちらも「つくる会」系教科書は不採択になりました。

とりあえず大阪市教委の状況を報告します。
枚方市は後日詳しく報告します。

大阪市では、約40名の傍聴希望者全員が傍聴しました。
全8採択地区と市立中高一貫校で育鵬社・自由社は採択されませんでした。
選定委員会「答申」であげる推薦3社にも全く入っていませんでした。
以下採択結果です。

◆歴史的分野
第1地区 日文
第2地区 日文
第3地区 日文
第4地区 帝国
第5地区 教出
第6地区 日文
第7地区 日文
第8地区 日文
咲くやこの花 日文

◆公民的分野
第1地区 東書
第2地区 日文
第3地区 東書
第4地区 東書
第5地区 教出
第6地区 日文
第7地区 東書
第8地区 東書
咲くやこの花 東書

しかし、見過ごせない変化もありました。

①「答申」を軽視し、教育委員の裁量の幅を広げた採択方針を策定していました。
大阪市では、中央・地区・学校調査会を組織し、それぞれABCの三段階評価をして「答申」を作成しています。
「答申」の3調査会の評価が「他に並ぶものがない」ほど圧倒的に高いところは、
「答申」のまま採択するが、それ以外で意見の分かれているところなどは、教育委員で判断することが
示されました。
議論の中では、Aの数なども判断材料にされていましたが、制度上は「答申」で3調査会でオールA以外は、
教育委員の判断で決めることが出来るようになっていました。

(参考)
◆昨年度の小学校採択の採択方針
第一に、「中央」「地区」「学校」の3つの調査委員会の評点が全て高いものについては、これを採択する、
第二に、「中央」「地区」「学校」の3つの調査委員会の評点が全て同じ場合は、答申資料の文章記述をもとに判断する、
第三に、「中央」「地区」「学校」の3つの調査委員会の評点が分かれた場合は、Aの数の多さやCの有無等を考慮し、答申資料の文章記述をもとに判断する。

◆今年度の採択方針
第一に、「中央」「地区」「学校」の3つの調査委員会の評点が全て高く、他に並ぶ者がないときは、答申通り採択
第二に、その他の場合は、「答申」を熟読し教育委員会で判断する。

②強烈な「つくる会」系教科書支持の教育委員の出現
ある委員は、歴史・公民で推薦されている3社について、
「どれも良くない」と強く批判していました。
そして、「この中から選ぶとすれば・・・・」と、不満をにじませながら
推薦教科書の中から1社選んでいました。
また、彼は「教育現場の意見よりも、より広く多様な意見を尊重してほしい」とも述べ、

現場の意見の尊重している「答申」のあり方を問題にしたかったんだろうと思いました。


彼は、これまでの教育委員会議の中で、3つ調査会があることを問題にし、
簡素化を主張していました。

③大阪市では、橋下知事の維新の会が、市教委に教科書で要望書を出したり、
9月議会に育鵬社・自由社を支持する決議案を出そうとしている動きがあります。
ある委員の動きは、その動きと連動していることは間違いないと思われます。
今回は、かろうじて現行の採択制度を維持して、不採択に追い込めましたが、
1つずつ次への布石を打ってきているよです。
9月議会で、今回の採択のあり方が問題にされる可能性もあります。
警戒を続ける必要があると思いました。
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