育鵬社を採択した大阪市教委に質問書を提出!

大阪市では、歴史・公民とも育鵬社を採択されてしましましたが、運動はまさにこれからです。
8月18日には、高尾教育委員の育鵬社との癒着疑惑と教育委員会議から傍聴者を排除した問題について
大阪市教委に質問書を提出しました。
今後、これらの問題から追及を始めて行きたいと思っています。

********************************************
2015年8月18日
大阪市教育委員会 大森不二雄教育委員長 様
              山本晋次教育長 様

2015年中学校教科書採択に関する質問書

子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会

 8月5日、貴教育委員会は、高尾教育委員の疑惑を一切晴らすことなく、中学校社会科だけ先行して、教科書採択を強行しました。しかも、採択会議会場から市民を排除し、一切傍聴を認めず、歴史・公民とも育鵬社を採択しました。私たちは、貴教育委員会が市民を排除した中で育鵬社を採択したことに強く抗議します。
 採択が終わったからといって、問題が解消されたわけではありません。それどころか、今回の教科書採択会議の中で育鵬社を強く推したのは高尾委員その人でした。私たちは、高尾委員の疑惑が現実によって証明されたと考えています。
 そして、今回の教育委員会が会場内から傍聴者を一切排除する異例の状況の中で行われたことについても市民の知る権利を制限する極めて不当な行為だと考えています。
 そこで、以下の質問書を提出します。貴教育委員会には、9月4日までに誠実に回答するように求めます。

質問内容

【1】高尾教育委員の疑惑について

(1)7月30日の「協議」の場で、教育総務課の担当者は高尾委員に問い合わせたメールを破棄したと回答しました。これは極めて重大な証拠隠滅です。再度、破棄したのかどうか、お答えください。また、誰の判断で、なぜ破棄したのか明らかにしてください。

(2)8月3日、担当者は、再度メールで高尾委員に問い合わせたことを明らかにしました。そのメールでは、いつ、どのような問い合わせをしたのでしょうか、高尾委員からの回答内容はどうだったのでしょうか。問い合わせ内容と回答内容を具体的に明らかにしてください。メールそのものの公開を要求します。

(3)もし、高尾委員が日本教育再生機構から執筆料や謝礼金を受け取っていないというなら、それを証明する文書(再生機構からの執筆依頼書、メールなど)を公開してください。

(4)高尾委員は日本教育再生機構から何度もインタビューも受けています。インタビューは、いつどこで受けたのでしょうか。その際、高尾委員の交通費は誰が支払ったのでしょうか。また金銭以外の物品(飲食の提供を含む)等の授受は、一切なかったのでしょうか。それらは日本再生機構から高尾氏へ宛てたインタビューや執筆の依頼文書にあらかじめすべて記されている筈です。それを具体的に示してください。

(5)7月17日「回答」では、高尾委員は「同機構の活動等については、本件要請書を受けてから具体的な活動内容等を確認した」としています。それは、私たちの4月8日付け要請書を受けとるまで、日本教育再生機構の活動内容を知らなかったということでしょうか。
 また、高尾委員自身は、「具体的な活動内容等を確認した」時点で、「教育再生」に投稿し、インタビューを受けてきたことは問題だったとお考えではないのでしょうか。また、教育委員会事務局としての見解も明らかにしてください。

(6)7月17日「回答」では、高尾委員は「教育基本条例について説明してほしい」との要請があったからインタビューに応じたと回答されています。同じように問われれば、どの団体からでもインタビューに応じると言いうことでしょうか。もしそうでないのなら、高尾委員がインタビューに応じた判断基準を教えてください。

(7)高尾委員は教育基本条例に関するインタビューだけに応じたのではありません。「教育再生」(2014年3月号)では、「大阪市の改革と教科書採択」と題して、教科書採択そのものについて話しています。このインタビューに応じた経緯と理由を明らかにしてください。

(8)上記の「教育再生」の中で、高尾委員は大阪市の採択基準、採択の研究資料について「大阪市の条例の理念を具体化し、教育振興基本計画を実行するために、ふさわしい教科書はどれなのか、そこがポイントになる」と話しています。
 この「教育再生」が発行されたのが2014年3月です。(インタビューを受けたのはそれ以前です)。各社が中学校教科書を文科省に検定申請する約3ヶ月前です。各社が教科書の白表紙本作成の最終段階にさしかかっている時期です。
大阪市教委の採択基準は小中学校で共通しています。その採択基準が決定されたのが2014年5月の教育委員会議でした。つまり、まだ大阪市教委の採択基準が決定される前に、教育委員がその内容を教科書出版の共同事業者である団体の機関誌に伝えていたことになり、特定の教科書への便宜供与以外のなにものでもありません。この事実について、高尾委員と教育委員会事務局の見解を明らかにしてください。

(9)私たちは、教育委員の中に教科書採択に関与することに疑義がある人物がいる以上、審議に加わるかどうかの判断は教育委員会議において行われるべきことだと考えていました。この問題を教育委員会議において審議したのでしょうか。もし、審議していないのであれば、大森委員長が議題にしなかった理由を明らかにしてください。


【2】教育委員会議(8/5)で会場での傍聴を一切認めなかった問題について

(1) 「大阪市教育委員会会議傍聴規則」が規定している「傍聴」とは、会議の会場内での傍聴です。同規則第2条では、「傍聴者の定員は10人とする」と明確に規定されています。また、第6条では「この規則に定めるもののほか、会議の傍聴に関し必要な事項は、教育長が会議に諮って定める。」とされています。採択会議での市民傍聴を認めない今回の異例の措置については、少なくとも「会議に諮る」ことが必要です。今回の措置をいつ、どの会議で、誰の責任で決定したのか、明らかにしてください。

(2) 貴教育委員会は、傍聴会場を採択会場外にした理由を2点あげています。1点目は、「市民・保護者の関心は非常に高く」「希望するすべての市民の傍聴を可能とするよう求める要望」もあったことを踏まえて別会場を用意したとしています。しかし、この理由は、「傍聴者の定員は10人とする」と定めた「傍聴規則」を変更する根拠とはなりません。少なくとも10人の会場傍聴を認めた上で、そこに入れない人については別会場を用意すれば良かったはずです。他の市町村教委の多くがそのように対応しています。なぜ、少なくとも定員10人の傍聴を認めなかったのでしょうか。明確な理由をお答えください。

(3)貴教育委員会は、傍聴会場を採択会場外にした2点目の理由として、「すでに教科書の採択を行った他の自治体の教育委員会において、静ひつな採択環境の確保に課題が見られた」ことをあげています。しかし、少なくとも2011年以降、教科書採択において「静ひつな採択環境の確保」を目的にして、市民傍聴を一切認めなかった例はありません。一体どこの自治体において、市民傍聴を認めることができないほど「静ひつな採択環境の確保に課題」が見られたのでしょうか。具体的に教えてください。

(4)7月30日に教育委員会議の開催を決めてから、会議場所が公表(8月3日午後6時すぎ)されるまで4日もかかっています。しかも、それは採択日の1日前のことでした。あまりにも市民軽視のズサンな対応としか言いようがありません。
大阪市立中央図書館と大阪市教育センターへいつ使用依頼文を出したのか、またその内容を明らかにいてください。また、8月3日の夕方6時まで採択会場・傍聴会場の公表が遅れた理由を明らかにしてください。その際、採択会場・傍聴会場として検討した施設を全て教えてください。

(5)会場内での傍聴と会場外でのテレビ放映の見学では、市民の知る権利の観点から全く違うものです。テレビ放映では撮影者の意図した部分しか見ることしかできません。これは市民の知る権利の制約になります。こんなことがまかり通るなら、裁判も議会も傍聴者を締め出して映像を見ていればいいということになってしまわないでしょうか。今回の措置が、国民の知る権利・基本的人権を侵害しているという認識はないのでしょうか。

(6)採択当日、教育センターでは、テレビ映像が度々途切れたり、教育委員の声が聞き取れなかったりしました。教育委員会としてこのような事実を認識しておられるのでしょうか。またどうのようにとらえておられるのでしょうか。
スポンサーサイト
プロフィール

子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会

Author:子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
カウンター
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
検索フォーム
リンク