名古屋市で、戦争を肯定する教科書、不採択!の第1報です。

名古屋からうれしい一報が入りました。以下転載します。

名古屋市で、戦争を肯定する教科書、不採択!の第1報です。
第1報ですので、詳しい報告はまたにします。

①本日7月29日、10時より、名古屋市教育委員会・臨時会で中学教科書採択が行われ、社会科・歴史は、教育出版。公民は、東京書籍に決まりました。

★歴史は、教育出版が3票、育鵬社が2票、日本文教出版が1票で、
上位2社の決選投票となり、教育出版が4票、育鵬社が2票でした。
★公民は、東京書籍が4票、日本文教出版が2票でした。

★いずれにせよ、採択はされませんでしたが、非常に厳しい採択状況でした。
採択会議の傍聴は、今回初めて40人の定員に対し、98名の傍聴希望者で抽選でした。私は、くじに外れ、会議場入口外で一人、「傍聴」しました。

★名古屋市教育委員会は、採択に当たって、「各教科で特に調査を要する事項」(改訂の要点や今世の中で話題となっている事柄等)という意図的な文書を作成していました。

歴史的分野では、関東大震災の朝鮮人殺害事件の扱い、南京事件の扱い、従軍慰安婦・強制連行の扱い、沖縄戦の集団自決の扱い、東京裁判の扱い、領土の扱い、歴史について考察する力や説明する力を育てる学習の充実。
公民的分野では、自衛隊の扱い、戦後処理の扱い、領土の扱い、大日本帝国憲法・日本国憲法の扱い、外国人参政権の扱い、防災・原発の扱い。
地理的分野では、領土の扱い、自然災害の扱い、動態地誌的な学習の扱い。
地図では、領土の扱い、自然災害の扱い、球面上の位置関係の扱い、地図の読図や作図の扱い。

★なお、6月11日(木曜)から、7月5日(日曜日)まで行われた、名古屋市内の「教科書展示会」での「意見・感想」も、1600を超える「意見・感想」が提出されており、その多くが「戦争を肯定する教科書」を採択しないようにというものでした。

②私たちは、育鵬社・自由社の採択決定の可能性もあり、「抗議声明」の発表準備をして傍聴しました。
名古屋市教委は、採択会議の後、教育委員長による記者会見を、市民を排除して行いました。

③全国の中学教科書採択でも、特に、名古屋市が横浜市・大阪市などとともに中学生が多いこともあり、名古屋市教育委員会での、『育鵬社』「歴史」・「公民」教科書および、『自由社』「歴史」・「公民」教科書の採択が危険な情勢が続いていました。

④この間、私たちは、名古屋市・愛知県で、愛知県内の多くの教職員組合・市民団体・労働団体・女性団体・反戦平和運動団体・弁護士団体・個人などが参加して、<2015年「戦争を肯定する教科書」の採択を許さない愛知県実行委員会>を結成し、連続学習会、講演会、要請行動等、県民集会、教科書展示会への参加、教科書採択会議の傍聴、マスコミ働きかけ、新聞投書、地方議員への働きかけなどを行ってきました。

⑤私たちは、『育鵬社』「歴史」・「公民」教科書および『自由社』「歴史」・「公民」教科書の内容と本質を知らせる活動を行い、名古屋市教育委員会及び愛知県下各自治体教育委員会が、「戦争を肯定する教科書」・「戦争をする子どもをつくる教科書」である『育鵬社』・『自由社』の「歴史」・「公民」教科書が採択することのないように、名古屋市民と愛知県内各地のみなさんとともに、名古屋市教育委員会や愛知県内各自治体の教育委員会にさまざまな働きかけを行ってきました。

⑥「南京虐殺否定発言」を未だに撤回しない河村名古屋市長と、「南京虐殺否定発言」などで親しい「新しい歴史教科書をつくる会」(『自由社』の「歴史」・「公民」教科書発行)や、「日本教育再生機構」(『育鵬社』「歴史」・「公民」教科書発行)、「日本会議」愛知県本部・「日本会議地方議員連盟」議員などが名古屋市での採択のために動きました。

⑦河村たけし名古屋市長は、「南京虐殺否定発言」を撤回せず、日本軍「慰安婦」制度を否定し、名古屋市全中学での「つくる会」系教科書採択を狙い、6月7日には、名古屋市教育委員会は、全国どこでもおこなわれていない、教科書採択のための公開の「意見聴取会」(名古屋市教委独自)と位置付けられた、名古屋市教育委員会主催の公開教育シンポジウム、『中学校の歴史学習を進めるために~望ましい歴史教科書とは~』をおこない、名古屋市教育委員6名全員参加し、南京虐殺を否定する河村市長が開会挨拶をしました。
シンポには、新しい歴史教科書をつくる会代表『自由社』教科書執筆者の藤岡信勝氏、日本教育再生機構副理事長・『育鵬社』教科書執筆者石井昌浩氏が参加し、藤岡氏は「愛国心を育てる教科書であることが最も重要である」・「南京虐殺はなかったことなので、教科書に書く必要はない」等と述べ、石井氏は「侵略戦争についても偏った議論を避け公正な態度が必要」等と話しました。

⑧私たちは、2015年「戦争を肯定する教科書」の採択を許さない愛知県実行委員会・子どもたちに「戦争を肯定する教科書」を渡さない市民の会として、この名古屋市教委主催の公開教育シンポ『中学校の歴史学習を進めるために~望ましい歴史教科書とは~』に関して、シンポ開催に対し、名古屋市教委事務局(指導室・総務課)に要請を行い、公開シンポの問題性・危険性や、「歴史教科書」のみの公開シンポやパネラーの偏った選び方の問題性・危険性などを追及しました。

⑨6月13日には、<2015年「戦争を肯定する教科書」の採択を許さない6.13愛知県民集会>を行いました。集会では、『中学生と学ぶ歴史教科書をつくる』のテーマで、「子どもと学ぶ歴史教科書の会」代表中学の安井俊夫さん(元愛知大学教授;元千葉県中学教授)の記念講演を行い、中学歴史・公民教科書検定結果と『育鵬社』・『自由社』の「歴史」・「公民」教科書の内容と問題点、「教科書採択に県民の意見を」と「教科書展示会」への参加と「感想・意見」の記述提出を呼びかけ、名古屋市・愛知県内市町村教育委員会への要請行動などでの意見交換と交流を行い、最後に「6.13愛知県民集会アピール」の提案と採択を行いました。

⑩私たちは、「戦争を肯定する教科書」・「戦争をする子ども・国民をつくる教科書」・「人権よりも義務を教える教科書」・「原発再稼働推進の教科書」である『育鵬社』「歴史」・「公民」教科書・『自由社』「歴史」・「公民」教科書は、子どもたちが学ぶ教科書としてまったくふさわしくないと考えます。

全国各地で名古屋市教育委員会での、『育鵬社』「歴史」・「公民」教科書および『自由社』「歴史」・「公民」教科書を不採択を希望と勇気にして、採択させない闘いを続けていきましょう。私たちは、これから採択会議が行われる全国各地で、『育鵬社』「歴史」・「公民」教科書および『自由社』「歴史」・「公民」教科書の内容と本質を知って頂き、このような教科書が採択されることのないように、各自治体の教育委員会に働きかけて下さることを心から願っています。


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