守口市民が市教委に要請行動

7月17日、この間結成された守口で教科書を考える会が、守口市教委に申し入れに行かれました。
その時の申し入れ書を紹介します。

守口市教育委員会 様

育鵬社・自由社の教科書を採択しないでください

 先月、6月22日から7月3日にわたり、2週間、東大阪市布施駅の街頭は、聞くに堪えない言葉で満ちあふれました。
 東大阪市教育委員会が引き続き育鵬社・自由社の教科書を採択するよう求めて、「現代撫子倶楽部」の中谷良子らが街宣行動を行ったのです。「現代撫子倶楽部」は有名なヘイトスピーチ団体で、中谷良子は知られているだけでも威力業務妨害と詐欺で逮捕され、有罪判決を受けています。
 そのような人を傷つけ差別することを生き甲斐としていような人が、「ここは日本、在日韓国朝鮮人の居場所はない」と叫び、「ウソばかりが書かれている教科書で日本の子どもたちを学ばせてはならない」「育鵬社、自由社の教科書で日本の子どもたちを守ろう」と主張するその教科書とは、一体どのような教科書なのでしょうか。
 私たちは教科書展示会で目の当たりにしました。

 育鵬社の公民教科書では今の日本国憲法よりも大日本帝国憲法と改憲の説明に文字数を割き、権利よりも義務を、平和主義よりも戦争を訴えています。外国人に参政権がないことを当然のように書き、現在認められている社会権ですら外国人に保障されるものではないと断じています。請願権が「国民」にしかないように誤解されかねない記述もありました。また教育を受ける権利の項目で、国は「将来国家を支え、社会で活躍できるだけの教育」を与えるよう記載していましたが、教育とは「人格の完成」のために行うべきであって、国家を支えるために私たちは子どもを教育しているわけではありません。
 育鵬社の歴史教科書は、過去の侵略戦争や植民地支配を正当化する記述に溢れていました。韓国の人にとって植民地支配の象徴であったため近年取り壊された朝鮮総督府の写真を載せ、米の生産量や学校数が植民地化で増えたことを表で示してあたかも植民地支配が正しかったかのように描いています。「大東亜戦争」を「自存自衛」と謳い、「大東亜共栄圏」というスローガンを批判もせず、その結果、アジア・太平洋地域の人々の命を無数に奪ったことに反省のカケラもありません。
 自由社の教科書に至っては、育鵬社に輪をかけてひどい内容です。
 
 ヘイトスピーチをする人たち、差別発言をすることが「正義」である人たちが、なぜ育鵬社・自由社の教科書を推薦するのか、とてもよくわかりました。このような教科書で教育を受けた人たちは、みな「いい朝鮮人も悪い朝鮮人もみんな死ね」と叫ぶようになるのでしょうか? 「在日」のクラスメイトたちを差別しいじめるようになるのでしょうか? 「在日」の子どもたちは、自分の出自を疑い、認められなくなるのでしょうか? 私たちは、自分の子どもたち孫たちを、そのような偏狭な人間に育てたくはありません。

 守口市の中学校には、いろんな子どもたちが通っています。もちろん日本にルーツを持つ子どもばかりではありません。また民族学級や夜間中学校もあります。いろんな人がいて、お互いの違いを理解し認め合うということの大切さを学ぶことができる環境を、親として、祖父母として、とても大切にしていきたいと思っています。
 そのような守口市の中学校に、育鵬社と自由社の歴史・公民教科書は不似合いであり、これまでの守口市の教育のいい伝統を踏みにじるものです。
 来年度の教科書の採択に当たり、育鵬社・自由社の教科書は絶対に採択しないでください。

2015年7月17日
守口で教科書を考える会
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