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1/10大阪市教育委員会議で教科書採択区の複数化が議論!傍聴をお願いします!

■大阪市の教科書採択は、2015年から1採択地区に統合されました。
その結果、大阪市では、育鵬社歴史・公民が大量採択される結果となりました。
採択区の統合は、現場の声を聞く丁寧なシステムを壊し、トップダウンでの採択を可能としました。
私たちは、採択区の複数化を求めて大阪市議会に陳情書を提出していたところ、
2016年12月7日、大阪市議会教育子ども委員会で採択されました。
その後、2017年5月の教育委員会議において、
山本教育長は、小学校道徳採択には間に合わないが、採択後は複数化について具体的な検討に入ると、
答弁していました。
私たちは、2017年11月11日付けで、再度採択区の複数化を求める要望書を提出していました。

■2018年1月10日の教育委員会議でこの問題が議論されることになりました。
教育委員会に問いあわせると、
「中学校採択に間に合わないから引き延ばすことはない」
と、発言しました。
維新の会は、大阪都構想の住民投票をこの秋にも狙っています。
また自民・公明が進める総合区構想もあります。
従って、彼らの発言からは、大阪都構想・総合区の行方を見て決める
ことを「決める」可能性もあります。

■私たちは、今年の中学校採択に間に合うように、採択区を複数化することをあくまでも求めています。
1月10日の教育委員会でどのような議論がされるか注目しています。
会議の内容に即して、大阪市教委交渉も考えています。
傍聴できる方は是非、お願いします。

■大阪市 第1回教育委員会会議
□日時 1月10日(水)午後3時30分~
□場所 大阪市役所 屋上会議室(地下鉄・京阪「淀屋橋」)
□議題 「平成31年度使用教科用図書(中学校「特別の教科 道徳」)の採択地区について」 など
□傍聴受付 屋上会議室前で午後3時から。定員10名。                 


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12/10 小学校道徳教科書採択総括集会のご案内

今年の小学校道徳教科書採択の総括集会を行います。
是非、多くの地域の皆さんに集まって頂きたいと思っています。
よろしくお願いします。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2018年、育鵬社中学校教科書の採択阻止!
安倍政権の愛国兵士づくりのための
道徳教科書を許すな!全国集会
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■日時:12月10日(日)13:00開場 13:30~16:30
■会場:エルおおさか南館1023号室
■内容
   (1)今年の小学校教科書採択の総括と、教科書使用にあたっての問題提起
   (2)来年の中学校道徳教科書採択に向けての方針提起
   (3)全国各地からの発言
■資料代:500円(学生、しょうがい者無料)
■主催:「戦争教科書」はいらない!大阪連絡会

■集会への呼びかけ
<大阪府下、38採択区で教育出版の採択を阻止!>
 道徳が「特別な教科」となり、今年の夏、初めて検定教科書の採択がおこなわれました。育鵬社(日本教育再生機構)は小学校道徳教科書の発行を断念しましたが、日本会議のイデオローグの一人である貝塚茂樹氏らを教育出版に送りこみ、育鵬社の身
代わり教科書を作らせました。そのため教育出版の道徳教科書は安倍首相の写真、「日の丸・君が代」や戦前の『修身』と見まがうばかりの“偉人”伝満載、明治維新賛美の教科書になっていました。
 私たちはこのような愛国主義的な教科書は排外主義を助長し、自己中心的な愛国心を刷り込む教科書であると批判し、採択反対を訴えました。その結果、大阪府下ではすべての採択区で教育出版を阻止することができました。これは私たちがずっとおこなってきた情報公開・採択手続きの民主化要求の成果でもあり、なかでも2015年に育鵬社教科書を採択した大阪市で、採択のやり方を変えさせ教育出版を採択させなかったのは、この2年間の運動の成果です。

<2018年は正念場―育鵬社中学校道徳教科書を絶対に採択させてはなりません!>
 しかし全国的には名古屋市、松山市、那覇地区などで教育出版が採択されました。来年の中学校道徳教科書は現在8社が検定中で、その中には育鵬社もあると考えられます。育鵬社の教科書は、安倍政権の狙う「戦争をする国」の愛国兵士づくりのため
の教科書であり、日本会議は採択のために全力を挙げてくると予想されます。
 したがって私たちも今年の運動をしっかりと総括し、来年に向けての方針を確立する必要があります。また道徳教科書は教育出版以外の教科書もいろいろ問題があり、来年4月から授業と評価をしなければならない小学校の現場教員を、どのように支援するのかも大きな課題です。
 幸い、道徳教科書問題はこれまで以上に広がりをもち、保護者らにも関心が高まっています。安倍政権が北朝鮮の核ミサイル問題を口実に衆議院を解散し、一挙に「改憲」に持ち込もうとしている緊迫した状況の中で、「反改憲」運動とともに教科書運動を全国で大きく進めましょう!
 12月10日(日)、多くのみなさんの集会参加をお願いいたします。

大阪府内の道徳教科書採択で教育出版はゼロが確定!

9月1日、大阪府泉南市が日本文教を採択したことを公表しました。
これで、大阪では教育出版をゼロに押さえ込むことができました。

大阪府内の採択結果のまとめです。

■43市町村(38採択地区)
日本文教  15(採択区14)
光村図書  12(採択区8)
東京書籍  9
学研みらい 4
光文書院  2
学校図書  1
教育出版  0
あかつき  0

■以下、採択教科書の一覧です。

豊能郡(能勢町、豊能町) 日本文教
島本町 光文書院
柏原市 東京書籍
泉南郡(熊取町、田尻町、岬町) 光村図書
枚方市     東京書籍
羽曳野市 学研みらい
茨木市     光村図書
四条畷市 日本文教
河内長野市 日本文教
泉南市 日本文教
富田林市 日本文教
吹田市 学研みらい
守口市 東京書籍
門真市 東京書籍
交野市 光村図書
大阪狭山市 学研みらい
岸和田市 日本文教
泉大津市 日本文教
忠岡町 光村図書
寝屋川市 光村図書
藤井寺市 日本文教
大東市 東京書籍
南河内郡(太子町、河南町、千早赤坂村) 光村図書
阪南市 日本文教
松原市     東京書籍
八尾市     東京書籍
豊中市 日本文教
摂津市     光文書院
堺市      光村図書
東大阪市    東京書籍
池田市     学研みらい
泉佐野市    東京書籍
貝塚市     光村図書
高石市 日本文教
大阪市     日本文教
和泉市     日本文教
高槻市     学校図書
箕面市     日本文教

大阪市教育委員会議での道徳教科書採択の傍聴報告

8月9日、大阪市教育委員会議が行われ、小学校道徳教科書の採択が行われました。すでに速報で流れているとおり、日本文教出版をを採択し、育鵬社の代案教科書として批判してきた教育出版は不採択となりました。

採択の教育委員会議の様子です。

(1)当初、会議の傍聴人数は50名でした。市教委事務局は、希望者が50名を超えると、いすを増やし74名まで入れる準備をしました。更に増えた場合は、立ち見OKの確認も取りました。これは、2年前の中学校採択において誰一人直接傍聴を認めなかったことに対して、市民や市議会で厳しい批判にさらされたことによる改善でした。

(2)会議の冒頭、教育長は、2年前の中学校採択を巡る問題に対して外部監察チームの報告書がまとめられたことや、採択制度の改善を求める陳情書が大阪市議会で可決したことを指摘し、採択制度について「運用の改善」を行ってきたと発言しました。私たちのこの間の取り組みによって改善されたことを教育長自らが表明することから開始された会議でした。

改善内容として教育長は、以下の4点をあげました。
①オープンな場で議論してきたこと。
②教育委員からも利害関係者でないことを示す誓約書を取ったこと。
③選定委員会の答申の様式として、各社の「総評」を記した上で「特に優れている点」と「特に配慮を要する点」を記述すること。
④教育委員会議は可能な限り全員傍聴を保障すること。

(3)2015年中学校採択との決定的な違いは、選定委員会「答申」の様式でした。「答申」には、新たに「総評」欄が設けられ、日文、東書、あかつきの順で評価が高いことを示していました。また、「特に優れている点」と「特に工夫・配慮を要する点」の両方を記述し、各社の長所と短所が読み取れるようになっていました。全体的な印象では、教育出版が4番手に上がっていました。2年前の「答申」は、全社の特徴だけを記入する横並びの記述となっていたのと比べると大きな前進でした。

*今年の選定委員会「答申」全文(大阪市教委HP 第107号議案)
http://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000408253.html

(4)教育委員は、①文章が苦手な大阪市の子どもにとって学びやすい、②教科書を使う若手教員が教えやすい、の2点の観点を強調して議論が始まりました。教育委員は、「答申」の「総評」で評価の高かった3社を中心に議論を進め、「答申」を尊重した採択が行われました。

森末委員 
 光村、日文、あかつきを評価。バランスの取れている日文を推薦。
 別冊ノートの教育効果を強調していました。

帯野委員
 日文、あかつきを評価。日文を推薦。
 日文については、登場人物にバラエティを持たせてほしいと注文。外国人の登場人物について欧米人が多くアジア人が少ない。子どもたちの今後を考えるとアジアの人との関係が重要とも指摘していました。

林委員
 学研、日文、あかつきを評価。
 教員が使いやすい、ユニバーサルデザインを配慮している等の理由で日文がバランスが良いとして推薦。
 
巽委員
 日文、あかつきを評価。 2社とも別冊ノートがあることを評価し、特に日文は友だちの意見や考えを書く欄があることを評価しいていました。
また、オリンピック・パラリンピックに関する記述でも2社を比較し、日文は、ワクワク感のある問いかけがあること、パラリンピックも取り上げ多様で幅広い記述になっているを評価していました。最終的には日文を推薦。

平井委員
 子どもたちの安心・安全、いじめ問題などを重視し、東書、日文、あかつきを評価。その中でも教員が使いやすいということで日文を推薦。

また、現場教員の代表として校長が採択会議に呼ばれており、林委員が主題・狙いをはっきり書いた教科書とそうでない教科書があるが、大阪市の子どもにとってはどちらがよいのかと尋ね、校長が一目でねらいがわかるものがよいと答える一幕もありました。他市では現場代表が採択会議で意見を述べる場面などないので、もともと大阪市は民主的な採択をやっていたのだとつくづく思いました。

最終的には、山本教育長が全員一致で日文を採択するとまとめました。山本教育長は、司会に徹しており、自分の意見を述べる機会は最後までありませんでした。

8月9日の大阪市教育委員会議を傍聴して感じたことは、大阪市での育鵬社採択以降、教科書アンケート疑惑の追及を徹底して行ってきたことが、はっきりと教科書採択制度の運用の改善という形として表れ、そのことが教育出版不採択の大きな力になっていたということです。大森教育委員長、高尾委員を辞任に追い込み、新たな公募委員候補を議会が否認したことをふくめ、この2年間の取り組みがようやく実を結んだことを実感しました。

【速報】大阪府和泉市は日本文教!教育出版は不採択!

今日、大阪府和泉市で小学校道徳教科書採択が行われました。
傍聴に行ってくださった方から連絡が入りました。
選定委員会【答申】で、東書、学図、日文、あかつきに絞り込んだ上に、
教育委員の意見のほとんどが日文を推し、日文に決まったそうです。

和泉市は、教育再生首長会議に参加している辻市長がおり、
2年前も育鵬社採択の一歩手前まで行った地域であるだけに心配していましたが
ホッとしました。

大阪では、あと2採択地区(高槻市、箕面市)を残すのみとなりました。

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子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会

Author:子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会
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